鏡で見える胸や肩の前部ばかりを鍛え、背中側にある「三角筋後部(リア)」を疎かにする人は非常に多いです。しかし、ボディビルやフィジークの競技者が最も重要視するのは、実はこのリアデルトなのです。
01姿勢の悪化(巻き肩)を防ぐストッパー
大胸筋や三角筋前部ばかりが発達すると、筋肉の引っ張る力によって肩が前に丸まり、「巻き肩(猫背)」になってしまいます。これは見た目が悪いだけでなく、ベンチプレスなどで肩を痛める根本原因になります。
三角筋後部は、この「前に引っ張る力」に対抗し、肩関節を正しい位置(後ろ)に引き戻す強力なブレーキとして働きます。リアを鍛えることは、肩の寿命を延ばすことと同義です。
02リアレイズの正しい角度
リアレイズ(ベントオーバー・ラテラルレイズ)を行う際、背中の筋肉(広背筋や僧帽筋中部)に負荷が逃げてしまう人が多いです。これを防ぐには「引く角度」が重要です。
腕を真横(90度)に開くと僧帽筋が動きやすくなります。腕を体に対して「45度〜60度」斜め後方にスイングするように引くと、肩甲骨の動きが制限され、三角筋後部だけが強烈に収縮します。
- ポイント1:肩甲骨は絶対に寄せない(背中を丸め気味にするのがコツ)
- ポイント2:親指を下に向ける(内旋)か、手のひらを後ろに向ける(パラレル)と後部に入りやすい
- ポイント3:背中の筋肉が動く手前(可動域の7割)で止める
まとめ
肩の立体感(3D感)は「前から後ろにかけての奥行き」で決まります。リアレイズをメニューの最後のおまけにするのではなく、時には最初の種目に持ってくるほどの優先度を与えましょう。
