太ももの裏側にある「ハムストリングス」は、走る、跳ぶといった爆発的な動作の源です。鏡で見えないため疎かにされがちですが、横から見た時の脚の分厚さを作る重要な部位です。ハムストリングスを鍛えるには「2つの全く異なる動き」を理解しなければなりません。
01ハムストリングスの2つの重要な役割
太ももの裏側にある「ハムストリングス(大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋)」は、走る、跳ぶ、急ブレーキをかけるといった、スポーツにおける爆発的な動作の源となる筋肉です。
鏡で見えないため疎かにされがちですが、横から見た時の脚の分厚さや、後ろ姿の迫力を作る上で非常に重要です。ハムストリングスを完全に発達させるには、その2つの異なる機能を理解する必要があります。
- 膝関節を曲げる(屈曲)機能
- 股関節を伸ばす(伸展)機能
02動き1:膝関節を曲げる(レッグカール)
ハムストリングスの最もわかりやすい機能が「膝を曲げる」ことです。うつ伏せや座った状態で膝を曲げる「レッグカール・マシン」は、この機能を直接的にターゲットにします。
特にハムストリングスの下部(膝に近い部分)を短く強く収縮させる(分厚い筋腹を作る)のに適しています。スクワットだけではこの機能は全く鍛えられません。
マインドマッスルコネクション
レッグカールを行う際は、ただ重りを上げるのではなく、膝の裏からお尻の付け根に向かって筋肉がギュッと縮こまっていく感覚を意識してください。
03動き2:股関節を伸ばす(ヒンジ動作)
もう一つの重要な機能が「お辞儀をした状態から、骨盤を起こす(股関節の伸展)」ことです。
ルーマニアン・デッドリフト(RDL)やグッドモーニングといったヒンジ(蝶番)種目がこれに該当します。膝を伸ばしたまま股関節を深く曲げることで、ハムストリングスの上部(お尻に近い部分)が強烈にストレッチされ、筋肥大に極めて有効な物理的ダメージ(微細な筋断裂)を与えます。
ハムストリングスの肉離れ
ハムストリングスは人体で最も肉離れを起こしやすい筋肉です。特にRDLなどの強烈なストレッチ種目の前には、軽いレッグカールで血液を十分に送り込み、筋肉を温めてから高重量を扱うようにしてください。
まとめ
ハムストリングスの発達には、「膝から曲げる種目」と「股関節から曲げる種目」の両方が必要不可欠です。どちらか一方だけでは、半分しか鍛えられません。
