安全管理
レッドフラッグ: 紹介(医療連携)の目安
CPTは医療行為や診断を行いません。重要なのは、危険サインを見逃さず、
「中止してつなぐ」判断をできるようにしておくことです。
1. 紹介が必要になりやすい症状(例)
- 胸痛/圧迫感、呼吸困難(いつもと違う息苦しさ)
- 失神、強いめまい、意識が遠のく
- 動悸、不整脈が疑われる症状
- 安静時でも続く強い痛み、夜間痛、原因不明の悪化
- 発熱や全身症状(強い倦怠感、急な体重減少など)がある
- 神経症状(しびれの悪化、麻痺、排尿排便異常など)
2. 運動中に“中止”を判断する目安
- 胸痛、強い息苦しさ、冷汗、顔面蒼白
- めまい、ふらつき、意識が遠のく
- 急激な頭痛、視覚異常
- フォーム以前に姿勢保持ができない、会話が困難な呼吸困難
- 痛みが増悪し、代償が強く出る(安全に継続できない)
3. “紹介(医療連携)”の伝え方(短く、断定しない)
伝える目的は不安を煽ることではなく、安全を確保することです。
病名や原因を断定せず、観察された事実と安全判断を伝えます。
- 「今日は◯◯の症状が出ています(事実)」
- 「安全のため運動は中止します(判断)」
- 「医療機関で確認できると安心です(提案)」
現場の一言テンプレ(例)
「いま、いつもと違う息苦しさ(/胸の違和感/めまい)が出ています。
今日は安全のためトレーニングは中止にしましょう。
まず医療機関で確認できると安心です。必要なら経過を聞かせてください。」
確認テスト(3問)
Q1: CPTが避けるべき行為は?
A: 病名の診断、医療的な判断の断定。
Q2: 中止判断の例を1つ挙げると?
A: 胸痛、失神、強い呼吸困難、急激な頭痛など。
Q3: 伝え方のポイントは?
A: 事実→安全判断→受診提案の順で、断定しない。
要点まとめ(箇条書き5つ)
- CPTは診断しない。危険サインを見つけたら中止してつなぐ
- 胸痛・失神・強い呼吸困難などは即中止の代表例
- 整形外科的な痛みでも夜間痛や神経症状は要注意
- 伝える時は断定せず、観察事実と安全判断を共有
- 安全は信頼の土台。早めの医療連携が結果的に継続につながる