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エクササイズテクニック

介入の順番: キュー→回帰→段階的進行

フォーム修正を場当たりにせず、キュー・回帰・進行の順序で再現性のある介入手順を作ります。

エクササイズテクニック

介入の順番: キュー→回帰→段階的進行

1. 介入は「順番」で成功率が変わる

フォーム修正では、思いついたキューを増やすほど混乱しやすいです。実務では、介入を順番で整理し、 最小の変更で安全性と再現性を作ります。

2. キュー(短く、1つだけ)

キューは「注意を向ける場所」を指定します。情報量が多いと実行できないため、1回に1つに絞ります。 まずは外部キュー(例: 床を押す、バーをまっすぐ上げる)から試すと反応が良いことがあります。

  • 良いキュー: 短い、具体的、すぐ試せる。
  • 避けたい: 体の部位を多数並べる、抽象的。

3. 回帰(動作を成立させる)

キューで成立しない場合は、回帰が必要です。回帰は「弱い人用」ではなく、再現性と安全性を作るための手段です。 回帰レバーは、支持面、可動域、負荷、テンポ、器具(マシン/ケーブル)などです。

  • 支持面: 両脚→片脚、またはベンチ/壁で補助。
  • ROM: 痛みが出ない範囲に限定。
  • 負荷: 重量を下げ、余力を残す。
  • テンポ: 反動を減らし、制御を作る。

4. 段階的進行(Progression)

回帰で再現性ができたら、段階的に進行します。進行は急ぎません。回数→重量→セット、またはROMの拡大など、 1つずつ変数を動かします。

5. 実務テンプレ(観察→介入→再観察)

  1. 観察: どこで崩れるか(開始/切り返し/終末)。
  2. 介入: キュー1つ→回帰→進行。
  3. 再観察: 改善が再現するか、疼痛がないか。

例題

Q. フォーム修正でキューだけでは改善しない。次の対応として適切なのはどれか。

解答・解説

A. 回帰で動作を成立させ、再現性ができたら段階的に進行する

その場のキュー追加より、回帰で負荷要因を下げて動作を成立させるほうが再現性が高いです。

確認テスト(3問)

Q1: キューの基本原則はどれか。
A: 1回に1つ、短く具体的に。
Q2: 回帰の目的は何か。
A: 安全性と再現性を作って動作を成立させる。
Q3: 進行の基本はどれか。
A: 変数を1つずつ段階的に動かす。

要点まとめ(箇条書き5つ)

  • 介入設計: 順番を固定すると再現性が上がる
  • キュー: 短く、具体的に、1回に1つ
  • 回帰: 支持面・ROM・負荷・テンポ・器具で成立させる
  • 進行: 回数/重量/ROMなどを1つずつ増やす
  • 運用: 観察→介入→再観察で判断

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