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クライアント評価

強度管理: RPEと会話テストの使い分け

強度を安全に調整するために、RPE・RIR・会話テストを使い分ける実務手順を整理します。

クライアント評価

強度管理: RPEと会話テストの使い分け

1. 強度管理が必要な理由

強度は、成果と安全性を同時に左右する変数です。体調、睡眠、ストレス、痛み、環境(暑さ)により強度の感じ方は変化します。 そのため、固定重量だけで管理せず、主観指標を用いて日内変動を吸収します。

2. 指標の整理(RPE・RIR・会話テスト)

  • RPE: 主観的きつさ。セット全体の負担感を表しやすい。
  • RIR: 残り反復回数。レジスタンスで安全に余力を残す判断に使いやすい。
  • 会話テスト: 有酸素強度の目安。会話可能性で強度帯を概ね判断する。

3. 実務での使い分け

レジスタンスではRIR/RPE、有酸素では会話テスト/RPEの併用が実務的です。 心拍は有用ですが、薬剤や環境の影響を受けるため、補助指標として扱います。

  • 初心者: まず余力を残し、フォームの再現性を優先します(RIRを残す)。
  • 減量中: 疲労が増えやすいため、RPE/RIRで調整しやすい設計にします。
  • 高温環境: 同じ仕事量でもRPEが上がりやすい。強度を下げる判断が必要です。

4. 具体的な運用(質問のテンプレ)

指標は使い方が曖昧だと機能しません。実務では、毎回同じ聞き方で確認します。

  • RPE: 「10段階でどれくらいきついか」
  • RIR: 「あと何回できそうか」
  • 会話: 「会話は続けられるか」

5. 注意点

  • 過小申告/過大申告: 初期はズレやすい。フォームと呼吸、速度低下を合わせて判断します。
  • 疼痛: きつさと疼痛は別です。疼痛があれば強度を下げ、種目回帰を優先します。
  • 疲労: 週単位での傾向を見て、量や頻度も調整します。

例題

Q. 有酸素運動の強度設定で、心拍計がない状況で有用な指標として適切なのはどれか。

解答・解説

A. 会話テストとRPE

会話可能性と主観的きつさは、環境や体調変動を反映しやすく、現場で再現しやすい指標です。

確認テスト(3問)

Q1: RIRとは何か。
A: 残り反復回数(あと何回できそうか)。
Q2: 会話テストが適する場面はどれか。
A: 有酸素運動の強度設定。
Q3: 疼痛がある場合の強度管理で優先すべき対応はどれか。
A: 強度を下げ、種目回帰とフォーム再評価を優先。

要点まとめ(箇条書き5つ)

  • 強度: 成果と安全性を同時に左右する主要変数
  • 指標: レジスタンスはRIR/RPE、有酸素は会話テスト/RPE
  • 運用: 毎回同じ質問で主観指標の精度を上げる
  • 注意: 初期はズレやすく、フォーム・速度も併用
  • 疼痛: きつさと区別し、疼痛があれば負荷調整を優先

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