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施設と管理

施設の環境整備とメンテナンス

温度、湿度、照明、換気といった環境面での法的・健康的な基準と、事故を未然に防ぐための機器のメンテナンスと記録保存について。

1. 環境基準(温度・湿度・換気)

激しい運動を行う施設では、熱中症を防ぐための環境管理が必須です。
室温:20〜25℃(68〜78°F)が理想的です。
湿度:60%以下に保つ必要があります。これを超えると発汗による体温調節が機能しにくくなります。
換気:空気の循環は極めて重要であり、1時間あたり「8〜12回」の完全な空気の入れ替え(換気)が推奨されます。

2. 照明と音響の基準

照明は、フォームを正確に確認し、影でプレートの足元が見えなくなるのを防ぐため、十分な明るさ(50〜100フートキャンドル)が必要です。
音響(音楽)はモチベーションを高めますが、コーチの指示や「危ない!」という警告の声がかき消されてはなりません。そのため、BGMの音量は最大でも90デシベル(dB)以下に設定する必要があります。

3. 機器のメンテナンスと衛生管理

ケーブルマシンのワイヤーのほつれや滑車のヒビ、ベンチのパッドの破れなどは、重大な怪我(ケーブルの破断による直撃など)を引き起こします。毎日、使用前に点検し、欠陥が見つかった機器は直ちに「使用禁止(Out of Order)」の札を貼り、修理されるまで隔離しなければなりません。
また、パッドの破れは汗やバクテリア(MRSA等)が繁殖する温床となるため、感染症予防の観点からも即座の交換と、毎日の消毒(衛生管理)が必要です。

理解度チェック:例題

Q. トレーニング施設において、コーチの指示が選手に確実に届くよう設定すべき、BGM(音響)の「最大音量の制限」は何デシベルでしょうか?

▶ 答えと解説を見る

A. 90デシベル(dB)以下

解説: モチベーション向上のためであっても、安全管理上のコミュニケーション(スポッティング時の合図や危険の警告)が妨げられるほどの音量は不適切であり、90dBを超えないように管理します。